INTERVIEW 03

塩田 義人
プロジェクト推進
コンパウンドプロジェクト
プロジェクトリーダー
2010年入社/工学部卒
※取材当時の情報です。

実は、たまたま大学の同学部同学科の先輩がオー・ジーに入社されていて、どんな雰囲気の会社かを聞かせてもらっていたんです。商社のイメージって体育会系で先輩の背中を見て育つようなきついイメージがありましたが、話を聞くと全然違っていてちゃんと成長のための手助けをしてくれる印象を持ちました。また、毎年新卒を採用しているため若手がどのようにキャリアアップしているか理解できたのも入社の動機になりました。

Q1

プラスチックのコンパウンド加工というグループの特徴を活かしたプロジェクト(開発)を担当しています。私たちは生活の中で洗濯バサミのような日用品から自動車の内装まであらゆるプラスチック製品を利用していますが、これらの原料は用途に対してプラスチックをカスタマイズ(コンパウンド)したものが使用されています。
成形するためには単にプラスチックを溶かして固めてというだけでなく、場合によっては強度を増すためにガラスや炭素繊維のようなさまざまな添加剤を混ぜる必要があります。この辺りの原料や加工方法、さらにプラスチックに添加剤を混ぜて使いやすくしたマスターバッチと呼ばれるものの提案までかなり幅広くやっています。
私は1年間社外の化学メーカーに研修したことがありまして、そこで自分の手を動かしながらプラスチックを成形したり、メーカーの立場で新規案件の開発に携わったことで、より説得力のある提案が出来るようになったと感じています。そこでの経験をもとに現在はオー・ジーでコンパウンド事業を拡大していくプロジェクトのリーダーをやっています。

Q2

私たちが関わることで課題解決したときです。私たちの仕事には単なる商品提供にとどまらない提案が求められることが多いです。加工技術やビジネススキーム的な部分で、こうしたらうまくいく、一緒にやっていきましょうという提案をメーカー等の取引先にしています。
また、環境対策ということでプラスチックごみの削減ということが盛んに叫ばれています。それで、プラスチックを再利用しようというのは良いんですが、プラスチックは熱に弱いので何度もプラスチックを溶かして再利用をするとどんどん強度が劣化してしまうんです。そこで、再生プラスチックに混ぜることで強度を再生するような添加剤を提案したり、混ぜ込んだものを製品化して市場に売り込んだり、さらに自社でリサイクルコンパウンドプラスチックの開発を協力会社と一緒にやったりという動きをしています。これは社会をよくすることに直結している動きだと感じています。

Q3

プロジェクト自体の期間が長くなり仕事で関わる人が増えてくると、元々あったはずの目的がぼやけてくることがあります。そうなると細かな課題に焦点を当て始めがちなので、解決すべき課題なのかどうなのかをちゃんと精査した上で、根本の課題を解決するという意識が必要です。本質や目的をしっかり持った上で自分の意見を出すことを大切にしています。
また、現在はプロジェクトリーダーという立場で私含めて4人のチームを率いているので、部署の目標に合わせてメンバーを動かしていくことが求められます。経験がある程度豊富なメンバーが集まっていますがプラスチックのコンパウンドに関わるところは私が一番詳しいので、彼らの発想外の部分をサポートしたり、他部署との連携を促したりというところは気を遣っています。

Q4

うちのチームで扱っているものを他の営業チームに営業展開してもらったり、別拠点のメンバーに人を繋いでもらったり等支援を仰ぐことが多いですが、皆さん味方になって協力してくれるのはすごくありがたいですね。自分の領域外のことでも興味を持って面白がってくれる人は多いので話がしやすいと感じています。
あとは、個人的に感じているのが人事部の皆さんが本当に優しいこと。日常的にコミュニケーションを取ることが多くて、これも働きやすさにつながっています。入社の時はもちろん入社後もすごく人事部の皆さんが良くしてくれて、気軽に相談に乗ってくれますし何かあるとフォローしてくれる。仕事の満足は自分で作れば良いと思いますが、自分ではどうにもならない部分に関して手を差し伸べてくれる存在として感謝しています。

Q5

この仕事をする上で持っていてほしいのは想像力。製品がどういうふうに作られてどのような流れで今ここにあるのか、そしてお客さまがどう使うのか。自分の発言をお客さまがどう捉えるのか。想像力を働かせながら働くことができる人が向いていると思います。自身の携わった製品が世の中に出ていく・社会に広く影響を与えていると実感できるのはやりがいに感じられるはずなので、ぜひ弊社でチャレンジしてください。

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