大学生時代にしていた新聞営業のアルバイトが楽しくて、営業職が向いているのではというところで就活を始めました。特に、商社は取り扱う商品もお客様も非常に幅広いので飽き性な自分に合っていると感じました。数ある商社の中からオー・ジーを選んだのはフランクな空気で働きやすそうだなと選考中に感じたから。いわゆる体育会系な商社の営業というのは自分に合っていないと思っていたので、マイペースにバランスをとりながら働けそうだと感じたのが、入社の決め手です。
大まかに営業業務としては二つあり、一つ目はアルミ加工製品の営業です。こちらは入社当初から関わり続けており、資材購入から加工、最終製品への仕上げまで協力会社と一緒に行った自社製品を取引先に提案するというもの。製造工程を深く知っていないとできない仕事なので、1年目は実際に自分も週1日工場に行き現場業務を手伝いながら製品のことを学びました。
もう一つはいわゆる商社の仕事のイメージに近い仕事です。建材メーカーに向けて、壁紙をはじめとしたさまざまな材料を提供します。例えば壁紙ひとつにしても樹脂を塗ったり、添加剤を入れたり、塗料を使ったりとさまざまな原料を使っています。そういった原料を含めたあらゆるものを当社から提案させていただくお仕事です。
現在はこれらとは別に、グループ会社製品の売上拡大のための社内取り纏めや製品拡販促進、同社での新規ものづくりなども担当しています。
生活に密着しているものを手がけているところは面白く感じます。例えば扱っているアルミ加工製品で代表的なのが、オフィスやお店などで使う吊りドアのレール金具。先日会社の仲間で居酒屋に行ったときにたまたまそのお店で当社の製品が使われていて盛り上がったということがありました。吊りドアのシェアは今非常に増えておりますので、自分達の手がけたものが浸透していく過程を感じられるのはやりがいになっています。これは他の建材製品でも同様ですね。商材が実際に使われているところを目にする場面は多いです。
あとは、自分が扱うもの次第で、自分がどこで仕事をするかというのが変わるのも面白いです。例えばタイで仕事がしたいとなると、タイのメーカーを調べて自身で仕入、またはタイのメーカーに日本製品を紹介し販売すれば、仕事でタイ出張も可能になります。逆に国内だけでも様々なメーカーがあるので、日本中を飛び回ることも可能です。
付加価値をつけるということです。従来の商社のように商品を右から左に流していくだけだとあまり存在意義を発揮できない時代になってきました。だから、1年目にアルミ工場に行ってものづくりに携われたのは良い経験だったと思っています。自社でものづくりができ、営業がそれに詳しいのは強みだと思いますし、今後は当たり前になっていくと思います。
また、私たちが集めた情報をお客様にフィードバックをするというところで付加価値を発揮できるとも考えています。例えばメーカーだと自分達が作っている製品には詳しいですが、業界の全体像や市場の動きというのが意外に見えていない。そこに対して私たちがさまざまなお客様から聞いた情報や業界動向を集約して、役立つ情報としてフィードバックすることで、製品開発や生産計画に貢献することができます。「当社と付き合っていて良かった」と感じていただけるのは立派な付加価値ですよね。
社内に部署や拠点をこえて協力する雰囲気があるところです。例えば新人時代、大阪である製品の営業を担当していたんですが、僕がお客様に提案に行くたびに、東京にある製品統括部署にいた先輩が毎回大阪まできてサポートしてくれました。先輩の実家が大阪で大学の先輩だったというのもあるんですが、普通の会社ではあまりないことだと思います。
他にも自分の部署の製品を拡販したいときに、社内の他部署に協力を仰ぐことがありますが、その協力もみんなとても快くしてくれます。もちろん、別部署の方が提案しやすい資料だったり、説明をしっかり準備していくことは大前提ですが、基本的にみんなウェルカムです。変な人は本当にいないなと(笑)。
また、残業も商社としてはかなり少ない方だと思います。19時過ぎくらいには自宅に着いていることが多いので、料理をしたりアニメを見たりジムやサウナに行ったりとプライベートもしっかり楽しんでいます。
「これをやりたい」ということを自由にやらせてくれる会社ですし、しんどいポイントがあっても上司や先輩がサポートしてくれる風土があるので、挑戦しやすい環境だと思います。一方、起こることを予測してそれに基づく数字管理を自律的に行うことは求められます。仕事とプライベートを両方楽しめるワークライフバランスも整っている会社だと思うので、安心して飛び込んできていただければ!