INTERVIEW 06

稲月大輔
営業本部
機能化学営業部 グループリーダー
2005年入社/経済学部卒
※取材当時の情報です。

大学の卒業前にインドへ旅行に行ったのですが、見るもの全てにワクワクして「海外出張できる仕事をしたい」と思ったのが、商社を志望した大きな理由です。私が就活をしていた20年近く前は商社というと体育会系の会社が多かったのですが、その中でもオー・ジーはすごく人当たりが柔らかく先輩方の人柄が良さそうと感じたので入社を決めました。

Q1

インドにMELOGという当社の合弁会社があり、ディレクターとして経営に参画するというのが一つ。私は現在は日本に戻っているのですが、帰国するまでの6年間は現地に駐在しMELOGのディレクターとして勤務しており、その延長線上にある役割です。MELOGではスーパーエンプラの原料を製造しています。スーパーエンプラはスマホやPCといった電子機器に欠かせない材料で、インドでその原料を生産し樹脂メーカー向けに提供するのがMELOGの主な事業です。
また、私は機能化学営業部のグループリーダーとしての立場も担っています。これはMELOG以外のインドにある原料メーカーから仕入れたさまざまな機能化学製品の拡販を行う業務です。自分の営業活動だけでなくチームメンバーのマネジメントも行っています。

Q2

日本にいては経験できないことに出くわしたり決断をしなければいけない場面があります。インドは経済成長を続けている国ということもあり、インドの皆さんはすごくオープンでアグレッシブで楽天的です。日本人が石橋を叩いて渡ろうとしているところを、どんどん追い越していくようなスピード感があります。ただ、計画性が乏しく近視眼的なので、正直日本人とは水と油。そんな彼らと一緒にどうやったらうまく物事を進められるか考えるのは、苦労すると同時に面白く感じます。
古くからお付き合いのあるインドの協力会社の工場が火事で燃えてしまったことがあります。そこの社長さんと息子が焼け跡で肩を落としている姿を見て、なんとか立ち直ってもらいたいということで、1年くらい色々サポートをした結果、無事に生産を再開することができました。ビジネスの枠をちょっと飛び越えるようなところもあり、これは日本にいてはなかなか経験できないことだったと思います。

Q3

「自分が」何を正しいと思うか考えることは大切だと思います。日本で仕事をしていると、過去からみんながやっていることを踏襲するだけでもそれなりに仕事は回るんですが、海外だとそうはいきません。過去にないことを自分で判断しないといけないことも出てきますし、相手もそれを求めてきます。
だから、営業マン個人としては、会社の事業目的をきちんと理解した上で、自分が正しいとする考えの軸を持つことが必要です。私自身、考えの軸がない時はすごく受け身な仕事の仕方をしていたことが多かったのですが、自分が正しいと思うことを丁寧に話すようにしてから交渉が円滑に進むようになりました。お互いの考えていることをお互いが理解し、双方にとっての落とし所が見つけやすくなったと思います。

Q4

入社当時は海外出張をしたい、英語を使って仕事をしたいというのが私の希望の全てで、オー・ジーの取り扱う商品、化学品にそれほど興味はなかったんです。これほど長くインドの仕事をできたのは、やはり海外で仕事をしたいという想いがあったからだと思います。「私以上にインドの会社や人と渡り合える人材はいない」という強い自負を持つこともできました。仕事をする中で、扱っている原料やビジネススキームにも興味が出てきました。
これらは別に最初から目標にしていたわけではなく、始まりは「海外に行きたい」だけだったので、オー・ジーが個人の「したい」を大切にしてくれた結果、成長できたのだと感じています。これまでは自分とインドの関係者の成果を出すことに注力してきましたが、現在は国内のチームメンバーの成長にも寄与していきたいです。

Q5

入社時にやりたい仕事やキャリア上の目標がなくても、私のようにインドに行きたいとか英語で仕事をしたいという希望があり、それをベースに自分で努力できる人ならきっと活躍できると思います。与えられた自分の役割を果たしていくことで、そのうちやりたいことが見つかるはずです。責任感を持って仕事に取り組むことができる人が成長すると思いますし、一緒に働きたいと思います。

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